尿酸値が高いと痛風になることはご存知でしょうか。私は昔から尿酸値が高くて痛風を発症してしまったことがあります。
風が吹いても痛いと言われる痛風ですが、私の場合は右足のクルブシが腫れて、じっとしていても、寝ていてる間も動かすことができないくらい痛くてどうしようもありませんでした。
二度とこの痛みは味わいたくないと思い、薬を飲んでいますが、尿酸とはどのようなものなのでしょうか。気になったので調べてみることにしました。
目次
尿酸の正体は
人間は体内で細胞をたえず作り変えているのですが、この代謝の過程で細胞を構成しているプリン体が分解されて尿酸となるのです。そして尿酸は尿に混じって排泄されることになります。
つまり尿酸とは、体内で発生する老廃物だったのです。
尿酸とは
核酸構成成分の一つであるプリン化合物の代謝産物。広く肉食動物の血中・尿中に存在し、ヒトでは尿中に排泄はいせつされる。血中の尿酸が過剰になると、関節の軟骨などに尿酸の結晶が沈着して痛風になる。
引用元:コトバンク
尿酸値について
尿酸値は、血液中の尿酸の濃度のことです。
男性:4.0~6.5 mg/dl
女性:3.0~5.0 mg/dl
正常な尿酸値=7.0mg/dl以下
女性の尿酸値は男性に比べると1.0~1.5mg/dlほど低いので、女性で痛風になる人は非常に少ないです。男性では30才以上になると痛風になる人が増えてきます。
痛風発作の原因
尿酸値が高い状態を高尿酸血症といい、この状態が続くと尿酸の結晶が関節に溜まってきます。そして白血球が溜まった尿酸を異物と認識して攻撃することで、いわゆる痛風発作または痛風発症といわれる関節痛と関節の腫れが現れます。
痛風発作を繰り返していると腎臓が悪くなったり、発作時には死に至ることもある危険な病気でもあるのです。
痛風とは
高尿酸血症 (尿酸値が 7.0mg/dl を超え、尿酸の濃度が濃くなっている状態) が持続した結果、組織に尿酸塩が沈着し、足指などの関節炎や腎臓がおかされる病気です。特に、関節に沈着した場合はひどい痛みを伴います。
引用元:コトバンク
昔からプリン体の多いものを食べると痛風になりやすいと言われていますよね。これはプリン体が尿酸になることから食べ過ぎると良くないとされていたのですが、体内の代謝でつくられる尿酸の方がはるかに多く全体の80%を占めています。
したがって、プリン体を多く含む食べ物を制限しても尿酸値が大して変わらなかったりするのです。むしろストレスを溜めないようにしたり、お酒を飲みすぎないようにすることで、代謝による尿酸の生成を減らす方が効果的な場合があります。
また、水分を多く摂り、尿を増やすことで体内にある尿酸の排泄を促すことも有効であることがわかります。
尿酸値が上がる原因と下げる方法
よく言われている原因と対策は以下のものがあります。
• お酒→お酒を飲みすぎない
• 運動のし過ぎ→水を飲む
• 遺伝→薬を飲む
• 肥満→体重を減らす
私が痛風で病院に行った時、痛風の原因はストレス、お酒、運動のしすぎと医者に言われました。なるほどと思ったのは、食べ物が原因となることは少ないということです。
特にストレスをため込むと、体内代謝による尿酸の生成量が増えることを意味していますよね。高尿酸血症の人は、いかにストレスをためないようにすることが大切になってくるのです。
まとめ
尿酸とは主に体内の代謝によってできる老廃物であることがわかりました。通常は排出されて一定の量(尿酸値7.0以下)を保っていれば問題ありませんが、尿酸値が7.0を超えると痛風になる可能性が高まります。
そうなった場合は何らかの対策をして、尿酸値が正常であるか定期的にみていきましょう。
コメント