人間の欲求には何があるのでしょうか。欲求または欲望と言われるもので、人がしたいもの、やりたいもの、なりたいものなどの根本にあるものはなんでしょうか。我々、人間の欲望、欲求について分析してみましょう。
目次
欲望・欲求
欲望とは、
ほしいと思う心。不足を満たそうと強く求める気持ち。 「 -を抱く」 「 -を満たす」
引用元:コトバンク
欲求とは、
強くほしがって求めること。「欲求を満たす」
心理学で、生活体に生理的・心理的な欠乏や不足が生じたとき、それを満たすための行動を起こそうとする緊張状態。要求。
引用元:コトバンク
欲望も欲求も、ほとんど同じような意味ですね。どちらかというと欲望は心や気持ち、欲求は求めること、求めようとする状態をいうのでしょう。
欲求の種類
• 三大欲求 食欲 性欲 睡眠欲
• 五大欲求 食欲 性欲 睡眠欲 自己顕示欲・自己実現欲求
• 五欲 財欲,色欲,食欲,名誉欲,睡眠欲
• 七欲 食欲、金銭欲、物欲、色欲、権力欲、名誉欲、睡眠欲
三大欲求は、人間にもともとある必要な欲求だと思います。食べて寝ることは生きていくため、性欲はは子孫を残すために必要ですから。
五大欲求とか七欲などは、三大欲求が満たされた後にあるものだと言われています。名誉や財産は生活が安定した人が求めるもので、食べ物に苦労している人はそこまで考えてないでしょうから。
三大欲求以外として、金、物、権力、名誉を入れて7欲といったり、生存欲、怠惰欲、感楽欲、承認欲がピンとくる人もいるようです。
人間は、欲が深いと言われますが、ある要求がかなうと次の欲望が湧いてくるようにできているのではないでしょうか。
仏教では形体のある物質 (色) ,音声 (声) ,香り (香) ,味,触れてわかるもの (触)が、欲望を引き起こす原因となり、眼・耳・鼻・舌・身・意(げん・に・び・ぜつ・しん・い)から欲が生まれるとされています。
マズローの欲求5段階説
私はこのマズローの法則は人間の欲求をよく捉えていると思います。第一階層の欲求が満たされると次の階層の欲求を求めていくというもので、5段階の欲求があるとされています。
第1段階. 生理的欲求
第2段階. 安全欲求
第3段階. 社会的欲求
第4段階. 尊厳欲求
第5段階. 自己実現欲求
生理的欲求は人間の本能的な欲求、安全欲求は風雨をしのいだり危険を回避できる安全な暮らし、社会的欲求は仲間や集団に属して社会の一員となること、尊厳欲求は他人から認められ尊敬されたい気持ち、自己実現は自分の力で創造的な活動をすることです。
自分の命の確保から始まり、仲間や集団に属し、最終的には社会のために役立つことへ段階を経て欲求が大きくなっていくイメージですね。
人間の欲を表した笑えない動画
この動画を見るとどれだけ欲が深いのか、人間の欲がよくわかります。ちょっと考えてしまいますがこれが現実なんですね。
欲望をうまく利用して人生を送る方法
ではどのように過ごしたら良いのか次に提案としてあげてみましょう。
・自分の欲を満たすために頑張るのではなく、欲を自分のために頑張らせる。
・食べたいものを食べまくるのではなく、身体を支える必要な分だけ食べる。
・認められるために頑張るのではなく、自然に任せてなすべきことをしくしくと成し遂げる
欲を追い求めるのではなく、必要最低限のことを見極めて突き進むというようなニュアンスですね。
このように欲望をうまく利用できれば人生も少しは楽になるのではないでしょうか。自分の考えをよく見直してみましょう。
まとめ
人間の欲望は果てしないもののように思えますが、うまく利用して充実した人生を送りましょう。
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