東武鉄道は今年の4月21日に新型特急としてリバティがデビューします。今までの特急とは一味違った新しいコンセプトの元で開発された車両で、これからの交通手段の一つとして活躍してくれるものと期待します。新型特急「リバティ」の魅力はどのようなものなのか見ていきましょう。
目次
新型車両500系のコンセプト
① 「Variety」:多様、さまざまな
→併結・分割機能を活かした多線区での運行
→文字の並び順を変えると r〔i〕e・va・ty
② 「Liberty」:自由
→当社の路線を縦横無尽に走り回る自由度の高さ
この2つの言葉の意味を合わせ持つ造語としてRevatyとなりました。
新型特急リバティ(500系)の特徴
- 3両固定編成
- 車体前面は中央貫通方式
- 両運転台ともに併結可能
3両編成を固定として連結したり分割して6両編成と3両編成どちらでも走行ができます。特急には珍しく前面の運転台どうしを併結した時に通路として中央部を貫通させることができます。
車体のカラー
シャンパンベージュ 車体基本色はおおらかで豊かな時の流れを表しています。
フォレストグリーン 窓の上の横ラインは緑豊かな自然をイメージしています。
フューチャーブルー 窓の下には東武のロゴカラー、抜けるような鮮やかな青色を入れています。
車内のデザイン
- スカイツリーの白を基調に木目を配置
- シートは江戸紫をモチーフとした配色
- 袖部分に江戸伝統工芸「印伝」の柄を挿入
- 天井は鬼怒川や隅田川の流れをイメージした形状
便利なサービス機能
- 各座席にコンセントを設置
- 誰でも使える無線ラン“TOBU FREE WiFi”
- 車いすスペースとオストメイト付き多機能トイレ
先進技術を駆使した車両
・環境負荷低減を考慮したアルミ車体、LED照明、永久磁石同期電動機を使用
・乗り心地向上のためのアクティブサスペション採用
開通区間
浅草~東武日光・会津田島
リバティけごん
リバティ会津
下今市にて併結、分割
浅草→東武日光・館林
リバティりょうもう
東武動物公園にて分割
また、朝夕の通勤時間帯にもリバティが導入されます。
浅草~大宮・野田市、運河
アーバンパークライナー
春日部にて併結、分割
浅草~春日部
スカイツリーライナー
新型車両リバティは、観光から通勤・通学まで様々な目的に合わせて幅広く使われます。利便性、快適性を重視しているので、身近に使える車両となるような気がしますね。
ダイヤ改正の詳細と列車時刻はこちらです。→特急列車概要
今までの特急
100系スペーシア けごん、きぬ
200型・250型 りょうもう
300型・350型 しもつけ、きりふり
634型 スカイツリートレイン
これらの特急は今まで通り継続使用されます。
リバティ会津に乗って温泉へ
これまでは、日光や鬼怒川の観光地へはスペーシアがありましたが、今回のリバティの開通で会津田島までの直通が新設されました。新藤原から会津田島までは快速がありましたが、時期によっては混み合うことがあるようです。特急の指定席で行けるようになれば、安心して計画を立てられますね。
川治温泉:江戸時代から会津への宿場町として古くから親しまれてきた温泉郷
湯西川温泉:平家落人が河原に湧き出ている温泉を見つけて傷を癒したと言われる温泉
会津高原:会津高原たかつえスキー場周辺の高原
会津田島:祇園祭が有名で南会津地方の情報が集まる町
温泉、ハイキング、歴史史跡・美術館めぐり、お祭りなど豊かな自然と昔ながらの町並みなどが官能できます。田舎の雰囲気を味わいながら、のんびりと命の洗濯に訪れてはいかがでしょうか。
まとめ
新型車両リバティの特徴や魅力はいかがでしたか。近年、日光を訪れる観光客は増え続けています。そのような観光需要に答えるべき特急の増発と、通勤や多方面への行先のニーズに対応できるよう併結、分割を駆使して乗り換えなしで行ける特急の新設が可能となりました。私も新型特急リバティに一度は乗ってみたくなりました。これをきっかけに日光に限らずいろいろな観光地が賑わえばよいですね。
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