今年の初詣は家族3人で浅草寺に行き、おみくじを引いたところ、私と娘はなんと凶を引いてしまいました。妻は大吉でしたが、3人中2人が凶を引くなんて今年はどうなるのだろうと心配になってしまいます。 あまり気にしていなかったおみくじについて少し調べることにしてみました。
目次
意外と多い凶の割合
浅草寺のおみくじの中身の割合については、以下のようになっています。
この割合は、平安時代の比叡山延暦寺の良源僧正によりつくられたものでした。浅草寺はその古来からのおみくじの割合を忠実に守っているのですね。 凶が30%ということなので3人に1人は凶を引くことになり、かなり多いと感じることがわかります。
凶を引いた時の心得
さて、凶を引いた時はどのような対応をすればよいのでしょうか? まず、浅草寺のおみくじの横には紙を結ぶところがあります。そこには「凶のみお結びください、それ以外はお持ち帰りください」と書いてあります。仏様に縁を結んでもらうことで、悪い運から身を守れるようにするのです。 凶がでたらこれ以上悪くはならず、良い方向に向かっていくと考えられることから、逆にラッキーだと前向きに思う方がよいでしょう。
凶が出やすい神社とお寺
浅草寺(東京) 鶴岡八幡宮(神奈川) 川崎大師(神奈川) 成田山新勝寺(千葉) 清水寺(京都) 住吉大社(大阪) 厳島神社(広島)
神社やお寺により、おみくじを引いたらどうするかについては ・神様や仏様と縁を結ぶためにおみくじを結んで帰る ・結ぶ場所を設けず持ち帰ってもらう ・持ち帰るかどうかは本人に任せる ・1年後に納め箱などに入れるところ ・内容により持ち帰るか結ぶかが違うところ などいろいろあることがわかります。 これらを踏まえて、結んで帰るか、持ち帰るかは自分で決めると良いでしょう。
まとめ
神社仏閣では参拝客の印象を良くしたり、リピート率を上げるためにおみくじに全く凶を入れないところも多くあるようです。その中で高い確率で凶を入れているところは、昔ながらの割合を守っているわけで、むしろ本当の姿なのではないでしょうか。 凶を引いても恐れずに、努力をして良い運勢をつかみ取るくらいの気持ちになることが大切だと思います。
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