糖尿病ってどんな病気?血糖値の関係と原因、症状、改善方法について

食生活

糖尿病が疑われる人は1000万人を超えたというニュースが新聞やテレビで流れるようになりました。糖尿病とはどんな病気なのか簡単にまとめてみましたのでお知らせします。

血糖値とは

血糖値が高いと糖尿病と判断されるようですが、血糖値とはなんでしょうか。
ご飯やパン、パスタなど炭水化物は人間が必要な最も大切な栄養のひとつですが、体内に取り込まれるとブドウ糖となり、血液で運ばれて身体中の細胞に入り、エネルギー源となっています。
血糖値とは、そのブドウ糖が血液中にどれくらいあるかを数値で表しているものです。

「糖尿病が強く疑われる」 HbA1c(NGSP)値が6.5%以上の人

「糖尿病の可能性を否定できない」 HbA1c値が6.0%以上6.5%未満の人

つまりHbA1c値が6.0%を超えると糖尿病になっている可能性があるのです。

糖尿病とは

糖尿病とは、インスリンの働きが不十分で血液の中にブドウ糖が多くなり、血糖値が高くなっている状態が続く病気です。
インスリンは血液中のブドウ糖を筋肉や肝臓へ取り込んでエネルギーにするため血糖値を下げる働きがあるホルモンで膵臓で作られます。
インスリン注射を打っているという人もいますが、このように血糖を下げるためのホルモン注射なのですね。

 

糖尿病の症状

血糖値がいつも高いとカラダにさまざまな悪影響が出てきます。
糖が尿から排出される時は水分を含むために尿の量が多くなります。
多尿になると体の水分が減るため、のどが渇きやすくなり、水分を多くとることになります。
糖が尿として出てしまうので、体のタンパク質や脂肪をエネルギーとして消耗するので体重が減少します。
体重が減り、エネルギーが不足してくると疲れやすくなります。
膵臓の細胞が壊れてインスリンを作れなくなる1型糖尿病は、これらの症状が急に現れやすいのですが、インスリンが徐々に少なくなる2型糖尿病は、症状が出ないことが多いようなので注意が必要です。
1型が10%、2型が90%と2型の方が圧倒的に多いので、加齢によるインスリンの低下が、高齢化社会では糖尿病を多くしているのでしょう。
この血糖値が高い状態が続くと、合併症を起こし以下のような深刻な病気に発展します。

糖尿病網膜症
糖尿病腎症
糖尿病神経障害
脳卒中
心筋梗塞
末梢動脈性疾患など

糖尿病を改善するには

有酸素運動

ウォーキング、ジョギング、エアロバイク、水中歩行などの軽い有酸素運動を習慣にすると、血液中の糖分がエネルギーに変わりやすい体質になってきます。

野菜から食べる

野菜から食べるようにして、後からご飯を食べるようにします。植物繊維の消化吸収のため、後から入った糖分がゆっくり吸収されるので急な血糖値の上昇を抑えられます。

血糖値を下げる食べ物、飲み物をとる

血糖値を下げる食べ物

(野菜全般)
タマネギ
キノコ
アボガド
ブロッコリー
納豆
豆腐
オクラ
こんにゃく
寒天
キャベツ
山芋
青魚
海藻類

 

血糖値を下げる飲み物

コーヒー
緑茶
ルイボスティ

ヤーコン茶
プーアル茶
玄米茶

 

カロリー制限より糖質制限

痩せることは糖尿病の改善になり太っている人はカロリー制限をしてますが、そうでない人は食べる量より糖質制限に取り組んだ方が効果が上がるといわれています。

まとめ

糖尿病の予防には、特に食事内容が大切です。サラダを先に食べ、タンパク質のおかずを多めにし、ご飯を最後に少なめに食べるようにすると効果があるようです。
血糖値が上がって大きな病気に発展しないように自己管理をして、健康な生活を手に入れましょう。

まっちゃん

まっちゃん

ランニング歴25年のまっちゃんが、元気に健康な生活を送るための情報を、運動・生活習慣・食生活・心と体などいろいろな角度から発信しています!

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP