「柿が赤くなれば医者が青くなる」といわれるように、柿を食べると病気にならないほど体に良い果物というイメージがあります。赤くてだいだい色になった柿は何とも言えず秋の果物の代表のようなものですね。色づいた柿にはどのような栄養や効能があるのでしょうか。
目次
柿について
種類は甘柿と渋柿があり、そのまま食べられるのは甘柿、干し柿にして甘みを出してから食べるのが渋柿です。
甘柿の味は、甘いけれど渋みがしっかりあることが特徴です。甘いだけでなく、ピシッとしまるようなこの渋みこそが栄養の元なのでしょう。
値段は、スーパーに出回るようになると1個100円くらいでしょうか、箱詰めのものでは1個200円~500円くらいするものもあります。
柿の出回る時期は9月から12月、10月から11月がピークです。まさに秋真っ最中に摂れる果物です。
それでは、柿のいろいろな効能について取り上げてみましょう。
柿の効能・効果
免疫力アップ
ビタミンCの量は果物の中でもトップクラスで、みかんの2倍はあります。血液中の白血球の働きを促進するので、免疫力のアップとなります。
だいだい色の成分であるβカロチンは体内に吸収されるとビタミンAに変わり、強い抗酸化作用があります。
これによりビタミンCをさらに強化し、風邪の予防からガンや老化防止、ストレスの軽減など幅広い効果が期待できます。
高血圧の防止
カリウムは、体内の余分な塩分を尿と一緒に排泄する働きがあるので、高血圧を防ぐ役目があります。
よく足がつる人はバナナを食べると良いと言われていますが、柿にも十分なカリウムが含まれているのでオススメです。
この高血圧の予防と食物繊維による血液の浄化作用により、生活習慣病からくる動脈硬化も防ぐことになります。
二日酔いに効く
タンニン、カリウム、ビタミンCが二日酔いにはよいとされています。タンニンとビタミンCがアルコールの分解、カリウムは排尿を促進します。
二日酔いになった時に早く良くなりたいときには、柿を食べるとアルコールを分解して体外へ排出するのて効果があるようです。
口臭予防
渋みの原因であるタンニンはポリフェノールの一種であり、口の中で溶けると渋みを感じるのです。
このタンニンのフェノール水酸基という成分が、口臭の元となる物質と結合して無臭となるので、口臭の原因を断つ優れた口臭予防効果があるのです。
美肌効果
ビタミンCには抗酸化作用の他、メラニン色素の沈着を予防する美白効果と、コラーゲンの合成を助けて肌のハリを良くする働きがあり、美肌効果が期待できます。
目の疲れの改善
ビタミンA、ビタミンCには、強い抗酸化作用があり視力低下を予防し、目の疲れを軽減します。
• 免疫力アップ
• 風邪の予防
• がんの予防
• ストレスの軽減
• 老化抑制
• 高血圧の防止
• 動脈硬化の予防
• むくみ改善
• 腸内環境改善
• 二日酔いの改善
• 口臭予防
• 体臭予防
• 加齢臭対策
• 美肌効果
• 美白効果
• シミ・しわ対策
• 目の疲れの改善
柿の成分(中1個)
柿の成分については以下のようになっています。
ビタミンA 86IU
ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.03mg
ビタミンC 93mg
ビタミンE 0.1mg
カルシウム 12mg
鉄 0.3mg
食物繊維 2.1mg
まとめ
柿は秋になると一斉に黄色く色づいてくる季節感のある果物ですよね。そんな柿にはすごい効果があることがわかりました。
柿がスーパーなどに並ぶようになったら今年は積極的に購入して食べたいと思います。柿を食べて医者のお世話にならないよう、健康な生活を送っていきましょう。
コメント