抹茶は体に良いと見直されてよく話題にあがっていますが、どのような効果があるのでしょうか。抹茶の効能について調べてみましたのでお伝えします。
目次
抹茶とは
抹茶は碾茶(てんちゃ)という茶葉をすり潰して粉にしたものです。新芽が出てから20日以上被覆して日光を遮り、生葉を蒸して乾燥させたものを粉末状にしています。
これに対して緑茶は煎茶、玉露などの茶葉を蒸して焙炉(ほいろ)の上で揉んで乾燥させたものです。緑茶は熱湯に浸けて成分を出していますが、抹茶は茶葉を粉末にしているものなので丸ごと摂取することになりますよね。茶葉に含まれる良質で豊富な栄養素をそのまま身体に取り入れることができるのです。
抹茶の効能
抹茶には栄養素が豊富ですが、緑茶に比べても豊富な量があり、体に良い効果がありそうです。主な効能については以下の通りです。
• テアニン
• カテキン
• ビタミンC
• カフェイン
• 食物繊維
• フッ素化合物
テアニン
抹茶にはアミノ酸の一種であるテアニンという成分を多く含み、気分を和らげリラックスしたり集中力を高める効果があります。
茶カテキン
お茶にはカテキンという成分があるのは有名ですが、脂質の吸収を抑えてコレステロールを下げる役目があります。また高血圧を下げる役目があることもわかり、血管の老化である動脈硬化を予防する効果が期待できます。肥満の予防、ダイエットにもカテキンは役立つ成分です。
ビタミンC
抗酸化作用が強いビタミンCが豊富に含まれているので、体を酸化から守ります。活性酸素の除去により、細胞の老化を防止するので、肌のシミ、しわ、たるみを防ぎ美容・美肌効果があります。熱に強いビタミンは、ストレスに対しても強く、健康な身体を維持するために大切なものです。
カフェイン
脳の中枢神経を刺激することで眠い時には目を覚ます効果があります。また、消化液をの分泌を促すので食欲増進につながります。また、大脳の働きの活性化により認知症の予防にもなることがわかってきました。疲労回復にもつながるカフェインは体にとって欠かせない成分です。
食物繊維
茶殻には食物繊維が豊富に含まれているので、抹茶はそのまま食物繊維を摂ることになります。食物繊維は腸内環境を整えるのでダイエットや便秘の解消に効果的です。
フッ素化合物
茶葉にはフッ素化合物が含まれていて、口臭予防や虫歯予防などの効果があります。寝る前にお茶を飲むもの口内の細菌増加を防いだり、歯の健康に役立ちますね。
粉末緑茶と抹茶の違い
緑茶を粉にした粉末緑茶というものが最近ではよく見られるようになりました。近くの回転ずしに行くと粉末緑茶が置いてあるのでいつも飲んでます。では粉末緑茶と抹茶は同じ粉末ですが成分には違いがあるのでしょうか。
それは緑茶の茶葉と抹茶(碾茶)の茶葉の栄養素の違いということになります。
抹茶、玉露、煎茶の栄養素を比較すると特に抹茶が多いわけではないのです。むしろ煎茶や玉露の方がビタミンCが多かったりしていますよね。抹茶の金額が高いのは、おいしい旨みと香りを出すための作る手間がかかっているからでしょう。
まとめ
抹茶の効用は粉末緑茶とあまり変わらないことがわかりました。どちらもさまざまな効果があり、健康に良い飲み物となっています。お湯で抽出するのではなく、粉末タイプの抹茶や粉末緑茶を摂るようにして、健康な身体をつくっていきましょう。
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