富士登山競走は日本一高い富士山頂を目指して麓の富士吉田市役所から21キロ、高低差3000mを自分の足で駆け上がる日本一過酷なレースと言われています。
私は富士登山競走には12回参加しましたが、山頂ゴールはしたことがありません。上りの走力が弱いので4時間半という制限時間にいつも間に合わないのです。しかし何度も出てしまうほど富士登山競走には魅了があります。富士登山競走とはどんなレースなのか振り返ってみましょう。
目次
現地入り
7月第4金曜日の朝7時が山頂コースのスタートなので、前日に現地入りしたほうが無難です。当日の早朝に車で行く人もいるのですが、私は山中湖付近の宿を予約して前日の夕方に新宿から高速バスで行くことが多いです。
宿でゆっくり泊まり、翌日はタクシーを呼んで富士吉田市役所のスタート会場まで移動します。富士山駅や河口湖付近の宿はかなり混んでいるので、山中湖は意外と穴場かもしれません。
スタート
富士吉田市役所がスタート会場です。1時間前にもなるとランナーが集まって来ます。更衣室や市役所の敷地内で走る準備をして荷物を所定のトラックに預けます。
荷物を預けた後はスタートラインに並ぶのですが、ゼッケンナンバー順にA,B,Cのブロックに分かれます。私はいつもCブロックですがタイム順なのでやむを得ませんね。
スタートまでのアナウンスが結構楽しく、宮下選手が家族の近況などを話して笑いを取った後に頑張ろう宣言を毎年しています。
五合目佐藤小屋まで
山頂コースは7:00、五合目コースは8:30の号砲とともに富士吉田市役所横をスタートし、左折すると早速上りが始まります。ここからはひたすら上りが続きます。
晴れた日は富士山を前方に見ながら上って行き、突き当たりを左折すると唯一平らな道なのですが、すぐに浅間神社を右折して富士山頂まで上りが続きます。
中の茶屋までは、舗装路で比較的緩やかな勾配です。中の茶屋から馬返しまでは舗装路もでこぼこになり、少し勾配も急になります。特に馬返しの近くではかなりの急勾配です。
完走するには馬返しまでは何とか走るように言われているのですが、私はこの勾配を走り切ることができずに歩いてしまいます。
馬返しからは舗装もなくなり本格的な登山道となります。ここまでくると走力が同じような人なので、抜くこともほとんどなく前の人について行く感じです。
やがて五合目関門の佐藤小屋にたどり着くのですが、私はこの関門で何回もリタイヤしています。暑さで体力を消耗してしまうのが原因のようです。
本八合目まで
佐藤小屋を過ぎるといよいよ山頂に向けて後半の登山の開始です。しかし、六合目までは狭い道なので立ち止まることが多く時間をロスします。いかに早く五合目を通過するかが、6合目までの渋滞を回避するカギとなり、その後の山頂までの時間を貯金できることになります。
6合目からは森林限界を超えるので視界が開け、砂利道、がれき、岩など変化に富んだ登山道を這いつくばりながら登って行きます。
山頂ゴールまで
晴れた時は五合目からでも山頂が見えますが、雲がかかるといっぺんに先が見えまくなります。八合目の関門を通過したら、残りはわずか。私は40分くらいで登ることができます。
下山から会場まで
ゴール後は五合目まで自力で下山するしかありません。五合目で荷物を受け取り、富士北麓公園の会場まで行くバス乗り場までしばらく歩きます。ドライブインで着替えもできますが、バスを待つ列が長くなるので早めに並ぶようにしています。
富士北麓公園の会場では飲食やお土産などの店がたくさん出ているので、ゆっくり休憩することができます。会場からは各駐車場や富士山駅などに行くバスがあり、それぞれ帰路へ向かいます。
→富士登山競走ってどんなレース?走り方と攻略法はこれだ!
エントリー
エントリーについて少し触れておきましょう。初めて参加する場合は、五合目コースとなります。そして五合目コースのタイムが2時間20分以内(2017年の大会から)の人は、翌年の山頂コースにエントリーできます。この記録を持ってから山頂にエントリーできる期間は3年間となっています。
エントリーはネットのランネットからの先着順です。毎年3月後半の20時開始から15分から20分もすると定員に達して終了となるのでエントリーをするところからすでに競走が始まっているのです。ランネットに入り、富士登山競走のエントリー画面まで出しておかないと繋がるのに時間がかかるので手遅れになってしまいます。
入力項目を事前に確認して、スムーズなエントリーができるようにしておかないといけません。これに失敗して2,3年棒に振る人もよく見かけます。初めての人は他の大会でランネットのエントリーに慣れておいた方が良いでしょう。
まとめ
富士登山競走には、なにか惹きつけられる魅力があるのではないでしょうか。完走率50%のこの大会は完走目指して参加するランナーが後を絶えません。私も1年に1回、夏の行事として毎年参加していました。一度出てみたいというランナーはぜひチャレンジしてみてください。
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