ボジョレーヌーボーとはよく聞きますがどのようなワインなのでしょうか。いつも同じ時期に解禁になるので作りたてのワインというイメージですね。ボジョレーヌーボーについてわかりやすくお伝えしたいと思います。
目次
ボジョレーヌーボーとは
ボジョレーヌーボーとは、フランスのボジョレー地区のガメイ種というぶどうを100%使った新酒の赤ワインのことです。
ボジョレー地区にはガメイ種という赤ワインを作るためのぶどうの品種があり、渋みが少なく軽くてフルーティーな爽やかなワインができるのが特徴なんですね。
普通ワインは何年か熟成させるのですが、今年採れたブドウで作ったワインはどんな味がするのかをその年に楽しむ収穫祭を祝うものが、ボジョレーヌーボーのはじまりと言われています。
ボジョレーヌーボーの製造方法
このワインの作り方は、ブドウを潰さないままタンクに入れて密閉し、自重により下の方のぶどうが潰れて自然に発酵させるというマセラシオン・ボジョレー法という製法です。
これに対して人工的に炭酸ガスを発生させるマセラシオン・カルボニック法という製法は発酵を早められるので大手のワイナリーが採用しています。
いずれも発酵により炭酸ガスが発生することで果皮の色素が出やすくなり、きれいな鮮やかな赤色になるのですね。
ぶどうの収穫からおよそ1ヶ月で出荷することができるというので、その年のぶどうの出来をすぐに味わうことができるでしょう。
ボジョレーヌーボーの解禁日は
以前は11月15日が、ボジョレーヌーボーの解禁日でしたが、1984年から11月の第3木曜日となっています。今年の場合は11月16日がボジョレーヌーボーの解禁日となります。この日までは販売しても購入することもできないことになっています。
日本では違反した場合の罰則はありませんので、解禁日前に飲むこともあり得ます。正規の販売店ではそれまで販売されないので盛り上がるのは解禁日以降となるでしょう。
ボジョレーヌーボーの種類は
ボジョレー地方で摂れたブドウで作るワインは全てボジョレーという名前を付けられます。
• ボジョレー・シュペリュール(地区名)
• ボジョレー・ヴィラージュ(村名)
• クリュ・ボジョレー(畑名)
と細かく分けられます。
有名なボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーは、ボジョレー地区の北側の38の村から摂れたブドウを使っているものです。
また、最も高級なのはクリュ・ボジョレーといって10の指定栽培地(クリュ)から生産されるもので、特に優れたボジョレーワインです。
ボジョレーヌーボーの飲み方
基本的には赤ワインなので常温でもよいのですが、渋みがなく軽くてフレッシュなワインなのでできれば冷やして飲むとおいしくいただけますよ。
まとめ
ボジョレーヌーボーについて少しでも理解が深まれば幸いです。私も今まではあまり関心がありませんでした。赤ワインはポリフェノールが多く体に良いということで普通の赤ワインばかり飲んでいましたが、この秋は新酒のボジョレーヌーボーを味わってみたいと思います。
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