健康診断の血液検査では血糖値の項目がありますが、私の妻がhba1cの数値が悪く要検査となりました。
このように糖尿病は予備軍を含めると周りにも何人かいるので身近に感じたのですが、糖尿病は簡単に克服できるのでしょうか。糖尿病とはどんな病気なのか、改善方法について調べてみました。
目次
糖尿病とは
糖尿病とは、血液中のブドウ糖の量が慢性的に多くなってしまう状態の病気です。主に炭水化物(ごはん、パン、イモ類)の摂りすぎと運動不足が主な原因と言われています。
もちろん、ケーキやお菓子、ジュースなどは糖そのものが入っているので、甘いものは取りすぎるとよくありません。
糖尿病が進行すると全身の血管が傷つけられ動脈硬化から脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こします。また、網膜症、腎症、神経障害などの合併症を伴うと命にも関わってきます。
特に神経障害といって手足のしびれを感じるようになり細胞が壊死すると、手足を切断せざるを得なくなってしまいます。
この糖尿病にはいくつかの種類があります。
• 型糖尿病 インスリンが完全に出なくなるタイプ
• 型糖尿病 インスリンの分泌が少なくなっているタイプ
• 妊娠糖尿病 妊娠をきっかけに糖尿病になるタイプ
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは、糖尿検査の指標となる検査項目です。
糖尿病を改善する
私の周りにもインスリン注射を自分で打っている人がいるのですが、食事に気をつけても良くならないのでしょうか。
糖尿病の改善方法については以下の通りです。
初期段階の改善方法
1.食事に注意する
血糖値を上げる炭水化物、糖質の量を減らし、魚や肉や大豆などのタンパク質を多く摂る糖質制限食とすることです。
最近ではカロリーを制限する方法から、糖質を制限する方法に代わってきています。ご飯を少なくする代わりに魚や肉や大豆などのおかずを増やすことで、食べる量を減らさずにリバウンドのリスクも低減されます。
ただし、ご飯をまったく食べないなど、偏った食事では一時的に効果は出るものの、長続きせずかえって体調を崩す場合がありますので注意が必要です。
2.適度な運動をする
適度な運動をすることで、体内の血液の循環が良くなり体温が上昇します。体温が上昇すると代謝が良くなり細胞が若返ります。
代謝が良くなると体内の不要物、すなわち余計な糖分や脂肪などを体外へ排出してくれるのです。
血液中の糖分が運動をすることでエネルギーとして使われるので正常な状態に戻ります。適度な運動は糖尿病を克服するのに大きな役割をしてくれます。毎日続けられるようなウォーキングなどが有効ですね。
3.定期的に血糖値を測る
定期的に血糖値を測ることは、食事の摂り方や運動のやり方など改善方法が正しい方向なのかを知ることができます。
数値が良くならなければやり方を見直すことになり、良い方向に進めるきっかけになりますよね。
少しずつ改善してくれば今の習慣を継続して正常値にするというモチべーションの向上にもつながります。
定期的に病院に行くのも良いのですが、最近では自宅で簡単に血糖値が測れる測定器もあります。
指先や腕に針を刺して少量の血液を採取して調べるものです。血圧のように頻繁に測りたい場合はこのような測定器を購入するもの良いかもしれません。
糖尿病が進行した場合の改善方法
ある程度糖尿病が進行してしまうと病院の指導のもとに薬やインスリン注射を打たなければなりません。
1.薬
インスリンを出しやすくする薬、インスリンを効きやすくする薬、糖の吸収を抑える薬などがあります。
2.インスリン注射
薬でも効かない場合はインスリンを下げるための注射を打つこともあります。薬と併用したり、量や回数などは医師の指導のもとで決められます。
進行が進むと1日に3回打たなければならず、自分でお腹に注射を打つことになります。私の同僚にも自分で打ってる人がいるのでちょっと気がかりなところです。
3.手術
胃と腸の一部を切除して食べ物の吸収を減らすという方法もあります。欧米では盛んに行われているようですが、最後の手段として外科による手術も導入されるようになってきているようです。
まとめ
糖尿病は身近な病気ですが、ほっておくと命にも関わる危険な病気です。定期的に検査を行い、自分の健康状態を把握することが大切ですね。
食事内容の見直しと運動を継続することを目標にあげて正しい生活習慣を身に付け、健康な身体を取り戻しましょう。
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