血管年齢が年相応かどうかは気になるところではないでしょうか。最近ではテレビでも健康についてよく取り上げていますが、血管年齢と血液サラサラ度の測定方法や違い、改善方法についてお知らせしたいと思います。
目次
血管年齢と血液サラサラ度
血管年齢とは、血管の状態を年齢で表したものです。歳をとるにつれて血管は硬化していきますが、自分がどのくらいの年齢の血管なのかを表してくれます。
例えば40歳の人の血管年齢が50歳と判定されると、自分の血管は標準より10年くらい硬化しているということです。ショックですが生活習慣を変えることで改善できます。
血液サラサラ度とは血液の流れやすさを計るもので、サラサラなのかドロドロなのかがわかります。この血液サラサラ度と血管年齢には相関関係があるのでしょうか。
血液サラサラ度が高いと血管年齢も若く、低い場合は血管年齢も高い傾向にあるでしょう。これは測り方によっても見方が違ってきますが、血管年齢と血液サラサラ度は血液の流れを調べるという点では同じことだったのです。
血管年齢と血液サラサラ度の測り方
●血管年齢の簡単な測り方は加速度脈波計という機器に人差し指を突っ込むだけで、レーザー照射により血液の流れを解析してくれるので指に傷つけることなく測れます。病院や行政施設にもあり、信頼できる測定器です。
スーパーや温泉施設などでも1回200円で簡単に測れる機械をたまに見かけますよね。睡眠や疲労、食事や運動などにより数値に影響があるようですが、簡単に測れるので定期的にチェックするにはよいですね。
●さらに正確に測るには、動脈硬化検査、脈波速度検査、血圧脈波検査、CABI(キャビ)検査などと呼ばれる血圧計を両腕と両足首に付けて血液の流れる速さ、腕と足の血圧の比を測る方法があります。この検査では動脈の硬さ(CABI)、動脈の詰まり(ABI)、血管年齢がわかります。
CAVI(キャビ)は数値が大きいほど動脈硬化が進行した状態を示し、9.0以上だと動脈硬化の疑いがあります。ABIは下肢動脈の狭窄や閉塞を示す指標で、0.9以下だと狭窄や閉塞の可能性が高くなります。これは血液サラサラ度を表しています。
●MCFANという機械では目で見て血液サラサラ度を確認することができます。シリコンチップの溝に血液を流すもので、見た目がわかりやすいのでテレビの番組でも良く取り上げられていました。
●FMDという超音波で血管を見る検査は、血液サラサラかドロドロかを見ることができます。6%未満だと血液がドロドロで動脈硬化が進んでいる状態です。
検査方法がいくつもあり、わかりにくいので表にしてみました。
現在では、多くの医療機関が採用しているCABI(キャビ)検査が主流となっているようです。
血管年齢を下げ、血液サラサラにする方法
バランスの良い食事
脂質、糖質の摂りすぎは血液をドロドロにします。脂身のある肉など動物性脂肪の多いものは避け、赤身の肉や魚、卵などのタンパク質を摂るようにします。
青魚のEPA・DHA、玉ねぎやネギに含まれている硫化アリル、納豆のナットウキナーゼなどは中性脂肪を下げ血液をサラサラにする役目があるので、積極的に食べましょう。食べ方も早食をせず、腹八分目にするように心がけると良いでしょう。
適度な運動
適度な運動はコレステロールを減らすことがわかっています。有酸素運動(ウォーキングや水泳など)を毎日行うようにするとよいでしょう。
薬による治療
食事や運動をしても正常値にならない場合はコレステロール、尿酸、血圧を下げる薬などを飲む必要があるので病院で処方してもらいます。
まとめ
血管年齢を若く、血液サラサラな状態を保つには、食生活や適度な運動が大切です。血液中のコレステロールや中性脂肪をチェックして動脈硬化が進まないようにすることが大切です。
私はコレステロールや中性脂肪が高くなりがちなので、十分に注意して健康な生活を送れるようにしたいと思います。
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