マラソンを走る人の記録は歳をとるとどうなっていくのでしょうか?若いうちは練習すればするほど記録が伸びていきますが、歳をとってくると練習をしても記録は落ちてくることは想像できますよね。
この年齢と走力、マラソンの記録について関連性を調べてみました。
目次
年齢別のマラソンの世界記録
年齢別のマラソンの世界記録については次のグラフを見てください。ピークは20歳から40歳辺りまではほとんど変わっていませんが、その後はなだらかに落ちていますね。しかし、80歳を過ぎるとかなり落ち込みが大きくなっていますが、これは老化による体力の低下を現しているのでしょう。
開始年齢と記録の伸び
マラソンを始めた年齢にかかわらず、おおむね5年は記録が伸びるといわれています。私の所属しているクラブでも60歳から走り始めた人が65歳でベストが出たなんて話をしていました。
練習量の仕方や量により個人差はありますが、ランニング開始から4〜5年あたりが自己ベストが出やすいようです。
私の場合は35歳から始めて50歳でベストが出ましたが、しばらくは週末ランナーで、45歳くらいからスピード練習やロング走など本格的な練習を始めたからだと思います。つまり10年間は”なんちゃってランナー”って感じでした。私が思うには練習内容にもよりますが、最低月間走行距離が100km/月以上の練習をしないと記録は伸びていかないのではないでしょうか。
年齢別の記録の傾向
マラソン大会の記録から、マラソンタイムと年齢の関係がわかります。昨年の北海道マラソンの記録を年齢別の散布図にしてみました。歳をとるとタイムがどのような変化をしていくのか傾向がわかると思います。
男子は4時間30分以内に完走した約6300人のデータを元にしています。
女子は5時間10分以内に完走した約2000人のデータを元にしています。
例えばこの表から、50歳と60歳では時間にして15分くらい遅くなっています。私の場合に当てはめると50歳のベストタイムが3時間12分なので60歳の時点で3時間27分で走れれば標準的なレベルを維持できているのかなと考えました。
もちろん、練習をしっかりして今の記録を維持、更新できるようなランニングを続けられれば、年齢別の順位が上がってくるでしょうし、それを目標にしていきたいと思っています。
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また、年齢をとるにつれてフルマラソン完走者は減ってきます。腰痛、膝痛、病気やケガ、あるいは諸事情によりフルマラソンをやめてしまう人が増えてくるのでしょう。このことを考慮すれば多少タイムが落ちてきても走り続けていれば順位を上げられるかも知れませんね。
まとめ
マラソンを始めて適度な練習を続けていれば個人差はありますが4〜5年は記録が伸びていくでしょう。その後の加齢による記録の伸びはグラフに示したようになだらかに落ちていく傾向にありますが、体力と練習次第で80歳まではマラソンを走れる可能性があります。
マラソンの記録と年齢の関係についてみてきましたがタイムは落ちてもその歳相応の走りができればよいのではと改めて思いました。無理をしてケガをしては元も子もありません。歳をとっても自分なりの目標を決めてランニングを続けていきましょう。
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