マラソンを始めるにはランニングシューズが必要となります。スポーツ店のランニングシューズのコーナーにはたくさんの種類のものが並んでいるので、どれにしたらよいのか迷う人も多いのではないでしょうか。
私も新しくランニングシューズを買おうと思った時は迷うことがあります。ランニングシューズにはどのようなものがあるのか整理してみますので、皆さんが購入するときの参考にしてみてください。
目次
タイプ
セイフティタイプ(5分以上/キロ:フルマラソン4時間以上)
ソールが厚くてクッションが効いているので着地時の足の衝撃を緩和してくれます。初心者向きのシューズですが、中級者や上級者でも練習用として使われます。
ライトタイプ(4~5分/キロ:フルマラソン4時間以内)
ソールが普通の厚さで標準的なランニングシューズです。中級者向きのランナーがレース用から練習用に幅広く使われます。上級者でも練習用として良く使っています。
ファストタイプ(3~4分/キロ:フルマラソン3時間以内))
ソールが薄く、軽い上級者向きのシューズです。レースで記録を狙う人などはこの軽量のタイプを使用しています。初心者でも履けますが筋力がついてないと着地の衝撃でケガにつながることもあるので要注意です。
購入のポイント
目的のタイプの中から気に入ったシューズが見つかったら、自分の足にフィットするかどうか試着してみましょう。
かかとをぴったりと合わせて紐をしっかり結んだ状態で、足を動かしたり歩いたりして履きごごちを確かめてみます。
つま先に余裕がないと走ったときに指先が当たり爪が剥がれたり、かかとが浮いたりすると摩擦で皮膚が擦れたりして傷になる原因となります。また、甲など締め付けられて当たるところがあると痛みでスピードが出なくなったり、足の動きに違和感なく追従できないと豆ができたりしてしまいます。
• つま先の余裕はあるか
• かかとの浮きはないか
• 甲など当たる所はないか
• 違和感はないか
私は、本番のレース用には軽量のライトタイプ、練習用には、クッションの効いたセーフティタイプを使っています。ライトタイプは比較的値段が高いのでレース専用として、セーフティータイプは足をしっかりホールドしてくれるのでケガの心配もなく、重量があるので脚力のトレーニングにもなり一石二鳥ですね。
ソールの厚みによる使い分け
厚い :初心者向け、中級者・上級者の練習用
普通 :中級者向けのレース用・練習用、上級者の練習用
薄い :上級者のレース用・練習用
メーカーによる違い
人により、好みのメーカーは違うと思いますが、おおむね以下のような傾向があるのではないでしょうか。
アシックス
日本人の多種多様な足に合わせたシューズを研究しているので人気のあるメーカーです。「GEL(ゲル)」と呼ばれるゼリー状のクッション剤があるものは摩耗しづらく、ソールのクッション機能が長持ちします。
ナイキ
カラーや種類が豊富で、多様なランニングシューズを製造しています。欧米人向けに開発しているものが多いので、足の横幅の広い人はきつい場合もあります。
アディダス
鮮やかな色で、軽量なシューズの種類が豊富です。アディゼロというシリーズはデザイン性、通気性にすぐれているので人気があります。
ミズノ
ミズノは日本人のランナー向けに開発しているメーカーです。ウェーブ形状のクッションプレートがあるタイプは、着地の衝撃緩和と、安定性を確保しています。また、着地時の力が進行方向に向くように方向性のあるストレッチ素材を使っています。
ニューバランス
日本人向けに開発しているメーカーで、幅広タイプの人も履きやすいものが多いです。アシックス、ミズノと日本人向きなため人気のあるメーカーです。アブソーブというクッション材を採用し、着地の衝撃の吸収だけでなく蹴りだしの反発にも効果を発揮しています。
メーカーの特徴を並べてみましたが、どの会社も最新技術を取り入れ幅広いランナーを対象に製造しているので、甲乙つけられません。自分の目で見て触って感触をつかんでみましょう。
個人的にはレース用として、アシックスのターサーシリーズがよいと感じています。
B&Dというスポーツショップのランニングチャートがわかりやすく参考になります。各メーカーごとのシリーズの比較と説明があるので購入するときに役立ちますよ。
ランステのレンタルシューズ
私が行くランステ(神田のラフィネ)にはレンタルシューズがあります。いくつかの種類があり、実際に履いて皇居を走ってみるとシューズの履き心地が良くわかるのでシューズ選びの参考になりますね。
まとめ
いろいろな種類のランニングシューズから、自分に合うシューズを見つけるには店舗で試着してみることをお勧めします。自分の足にピッタリのシューズが手に入れてランニングを楽しみましょう。
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